Type MUSICMAN Stingray ギター ボディー・ピックガード・コントロールプレート オーダー

2023年7月

ボディー、ピックガード、コントロールプレートの製作です。


こちらが完成品。


<作業紹介>

ボディーは、スティングレーの形でスケール648mmにサイズ感を合わせて設計してゆきます。
まずは、オーナー様に送っていただいたパーツの寸法を測ってモデリングします。

ボディーを設計してモデリングします。

今回は、お送りいただいたネックのネックジョイントビス穴に合わせますので設計に反映させています。

図面でオーナー様にご確認いただいて加工に進めます。


コントロールプレートは、真鍮2mm厚で製作します。
切削を行い、バフ研磨を行います。

真鍮バフ研磨

クロームメッキで仕上げて完成です。

クロムメッキ処理
クロムメッキ処理

ボディー製作の前にネックポケット部を試作します。
これは既存ネックのネックジョイントビス穴に合わせるための調整の為に使用します。

今回、試作の1回目では、少しズレがありましたので、調整して2回目の試作でちょうど良い感じなことが確認できたので、設計を修正してボディー加工に進めます。

ネックジョイントプレートの位置確認も合わせて行うため、本番と同じに外周Rも加工します。

加工の様子


ボディーを加工します。
材は、ライトアッシュです。

加工の様子


配線穴をドリルで開けるためのジグを製作します。
材は、残材を使います。

ピックアップ配線穴用
ブリッジアース線穴用

加工の様子

アース線穴あけの様子


ピックガードを製作します。
材は、黒色アクリル板2mm厚です。

つばだしとボディーの隙間が、設計上で3mmなので、干渉しない2mm厚を選択しています。


ボディーの完成です。

ジグを使ってピックアップ配線穴を加工しています。

アクリル板の突き抜け防止ガードを付けていたのですが、アクリル板は、あっけなく割れて底にドリルが当たってしまいました。
底は、十分な厚みがあるのですが、オーナー様に詫びを入れて許して頂きました。
痛恨のミスです。

ブリッジのアース線の穴、ストラップピンビス穴も加工済みです。

各パーツを乗せて位置を確認します。

(お客様のご了承を得て掲載しております)