桐の文机でボディー オーダー

桐の文机をギターのボディーへ加工する際のご希望は、以下の3点。
・天面のアンティークな風合いは、そのままで生かしたい
・契りも取り込みたい
・補強を入れたい
特に補強の部分はいろいろな案がありましたので、いくつかの案を設計してお客様と一緒に煮詰めてゆきます。
最終的には、表から見えないように中にホワイトアッシュを仕込むこととなりました。

年代物の桐の文机
補強の仕込みはこんな感じ

設計が完了したので使わない脚を切って天板を送ってもらいます。

丁寧に切ってくれてます

少し残っている付け根は、CNCルーターで削っちゃいます。

裏面をひと皮剥けるまで削ります。

ホワイトアッシュを加工して、次に嵌め込むザグリを入れます。

ホワイトアッシュを接着して加工します。

表と裏を接着して加工を続けます。

ザグリと外周を仕上げて、加工終了です!

契りも入っております。

中に仕込んだホワイトアッシュが見えます。

なかなか複雑で良い感じに思えます。

木目の流れがわかります。

裏面にも契りがあります。


こちらの画像はオーナー様に頂いたものです。

(お客様のご了承を得て掲載しております)